オンライン音楽講座 日本の音楽#3「演歌などの日本の大衆音楽~昭和の歌姫、美空ひばりの歌を中心に」【ディスタンスざんすく〜る】

戦後復活から高度経済成長のあゆみとともに大衆に愛された歌姫、美空ひばりを中心として他のいわゆる「演歌歌手」の歌を聞きながら、日本の音楽の特徴や日本性とは何かを考えてみる。演歌をはじめとした流行歌は、消費者である大衆の嗜好を敏感に対応して生産された商品であった。そこには、マンネリズムの背後にある音楽的好みばかりではなく、悲劇的自己をいとおしむ精神的傾向、自己の悲劇性の美化、甘えの構造、自己のヒーロー化、父親の不在など、日本人の心理が現れていると言われる。今や懐かしい演歌とは一体なんだったのかを考えてみる。


講座番号:オンライン音楽講座 日本の音楽#3「演歌などの日本の大衆音楽~昭和の歌姫、美空ひばりの歌を中心に」/20名限定
実施日程:2020年7月17日(金)20:00-21:30
講師:中川博志(インド音楽研究者/バーンスリー奏者)
参加費:無料(要予約)
対象:だれでも 
用意するもの:Zoomミーティングでのレクチャーです。視聴可能な環境は各自ご用意ください。

お申し込みはこちらから(専用フォームが開きます)
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中川博志プロフィール
1950年、山形県生れ。1981年~1984年インドのベナレス・ヒンドゥー大学音楽学部楽理科に留学、インド音楽理論を研究後、ハリプラサード・チャウラスィヤー氏、故マルハール・クルカルニにバーンスリーを師事し北インド古典音楽の演奏家として活動中。自身の内外での演奏活動の他、聲明グループ<七聲会>のプロデューサーとして国内外の舞台公演制作、アジアの音楽を中心としたコンサート企画、大谷大学、龍谷大学、佛教大学で「アジアと日本の音楽」や「仏教音楽」の講義を20年に渡って行った。訳書に『インド音楽序説』(東方出版、1994)がある。現在、同書の電子版がAmazonで販売されている。http://tengaku.perma.jp/index.html