オンライン音楽講座 日本の音楽#2「日本民謡の追分節と「長い歌」」【ディスタンスざんすく〜る】

労働、生活、儀式、お国自慢、共同体などに直接結びついた作家不明の芸能である民謡は、音楽訓練などのない普通の民衆によって歌い継がれてきた。その民謡には、一人が朗々と歌う手拍子の打てないものと、他人数でも手拍子を交えて一緒に歌える打てるものがある。著名な民族音楽学者の小泉文夫は、それらを「追分系」と「八木節系」に分類し、このような分類が実は日本だけではなく、広くユーラシア全域に広がっていることを指摘した。メロディー、リズム、ハーモニーを三要素とした西洋音楽にはない「追分系」、つまり自由リズムの音楽の広大な地理的広がりを、日本民謡とユーラシア各地の音楽を聞きながら感じてみよう。


講座番号:オンライン音楽講座 日本の音楽#2「日本民謡の追分節と「長い歌」」/20名限定
実施日程:2020年7月10日(金)20:00-21:30
講師:中川博志(インド音楽研究者/バーンスリー奏者)
参加費:無料(要予約)
対象:だれでも 
用意するもの:Zoomミーティングでのレクチャーです。視聴可能な環境は各自ご用意ください。


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中川博志プロフィール
1950年、山形県生れ。1981年~1984年インドのベナレス・ヒンドゥー大学音楽学部楽理科に留学、インド音楽理論を研究後、ハリプラサード・チャウラスィヤー氏、故マルハール・クルカルニにバーンスリーを師事し北インド古典音楽の演奏家として活動中。自身の内外での演奏活動の他、聲明グループ<七聲会>のプロデューサーとして国内外の舞台公演制作、アジアの音楽を中心としたコンサート企画、大谷大学、龍谷大学、佛教大学で「アジアと日本の音楽」や「仏教音楽」の講義を20年に渡って行った。訳書に『インド音楽序説』(東方出版、1994)がある。現在、同書の電子版がAmazonで販売されている。http://tengaku.perma.jp/index.html